ポリスラインを翔びこえて

「それよりほんと生きていてくれてよかった」


大袈裟だなあと笑えばまた腹痛が走ってもう今日は一切笑いたくない、ため息ひとつ。


「真、俺はお前にちゃんと話さなければいけないことがあるんだが」

「……うん、なに?」


パパが急に改まって空気が緊張する。
これから何を話し始めるのかおおよそ検討はついている。


「20年前のことだ」

「……うん」

「お前の本当の両親は……」

「ヤクザ、でしょ?」

「っ、」

「父親は赫龍組の組長だった炎真信で、母親は烏轟組の組長の妻だった烏魔美琴。二人は不倫関係でその間にデキちゃったのが私」

「……そこまで、知っていたのか」


パパは心底驚いた表情で動揺していた。
こんな姿のパパ初めて見るなあ。

セイ兄もこれは初めて聞いたようで目を見開いて固まっていた。

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