ポリスラインを翔びこえて
「烏轟組とはどういった関係が?今回あなたが拉致された原因で思い当たることはありますか?」
「……ホムラマコトと接触したことがあるからだと思います」
「それは刑事として?」
「いいえ、私情です」
「私情?それは一体どういうご関係で?」
「……それは……」
どういう関係、か……。
確かに私たちはどういう関係なんだ。
一晩を共にした関係?
昔のママみたいに禁断の恋仲?
いやでも私が一方的に大好きって言っちゃったけど、炎くんは私のこと……え、ちょ、待って、うそ。
私は炎くんから好きとか何も言われてないけど、もしかして私、一人で勝手に想いが通じ合ってるんだ、なんて自惚れてる感じ?
え、うそ、やだ、なにこれ。
それなら私たちの関係って……
「……正義のヒーロー同士、みたいな……?」
「え?」
うわ、何言ってんだ私。
え、でもそうだよね?
だってほら、炎くん言ってた、
『俺にとってアオちゃんは、何よりもやさしくて誰よりも強い正義のヒーローだから』って。