ポリスラインを翔びこえて
「それはつまり、正当防衛が認められたと?」
「はい。少なくとも警察からいただいた証拠や防犯カメラ映像、報告書等を確認する限り、現場での反撃行為は正当防衛が成立すると言えるため、罪を問うには値しないという判断です」
「そ、っかぁ……」
警察はこれまであんなに必死に追っていたのに、手のひらを返したような結果に唖然とする。
こんなにもあっさり釈放するなんて……。
歌川くんやセイ兄を疑うつもりはないけれど、なんだか、こう……、どこか引っかかるものがあるというか。
その違和感の正体が明らかになる出来事、それは割とすぐに起こったりする──……