ポリスラインを翔びこえて

どうすればいい、か。

私だって、炎くんへの気持ち、どうすればいいの。

誰かを愛することって、どうしてこんなにしがらみだらけなんだろう。

生きがいである仕事にだって支障があった。

私も被害者とはいえターゲットを逃してやったという事実は変わりないから、訓戒処分となってキャリアに傷をつけてしまった。

それでも私のおこないが公にならず内部的な処分で済んだのはきっと……警察の闇なのかもしれない。

それにこれからは当分事件の担当も外されるだろう。
字巡査長には迷惑かけてばっかりだ。


でも、炎くんを愛することは、まだやめたくないって。

そう思う自分の本能と、失うもののリスクを天秤にかけようとする自分の理性さえも、葛藤をやめない。


「はあ……」


炎くんに、会いたいな。







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