ポリスラインを翔びこえて

やつらがアオちゃんを捜している。

目的は何だ。
また拉致して俺をおびき寄せるため?
それとも20年前の恨みを晴らすため?

どちらにせよいよいよ烏轟は見過ごせなくなってきた。最近から徐々に勢力を増しているし、何よりアオちゃんに触れたことが許せない。


「リュウ、烏轟の引き込みはどうなってる?」

「想定通りだ。出世街道から外れた幹部が密かに率いる派閥ができているらしい」

「……やれそうか」

「ああ、なんとかな。それと資金源のフロント企業は一部だが制圧できている」

「その件は完全に任せているが大丈夫か」

「順調だ。このままいけばやつらのシノギは完全に遮断できる」

「よし。計画通り進めよう」

「うっす」


警察や合法的手段では烏轟組に太刀打ちできない。
そもそもこの世界に法など無い。

俺はこの世界のやり方で、戦う。


< 234 / 300 >

この作品をシェア

pagetop