ポリスラインを翔びこえて

カネが無ければ組織は動けない。
組織が動けなくなれば人は不安定になる。
その不安に漬け込んで烏轟内部で仲間割れを誘発したり、こっち側に引き込んだりする。

そうなるまでに大した時間は掛からなかった。


────1週間後、応接間に集まった3人の黒スーツ男。


「さあ、あんたらの見せ場はこっからだよね?」

「「「はい!」」」

「裏切りは容赦しないよ」

「「「はい!」」」

「じゃよろしく」

「「「はい!よろしくお願いします!!」」」


腐った烏轟のまだ腐っていない欠片たちは威勢のいい返事で頭を垂れる。

やはり内部に不満を持つ者や脱退したい者は少なからずいたようで、すんなりうちに引き込まれていく。


そろそろ潮が満ちてきた頃かな。

アオバセイにもひとつ、忠告を。


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