ポリスラインを翔びこえて

大きく息を吸って、ゆっくり吐く。

まぶたの裏には、きみとの想い出が走馬燈のように写っては消え、流れては止まる。


──『藤田くん、もっと笑って』

──『約束だよ』

──『また会う約束』


ああ、きみと出逢えてよかったな。


──『炎くん、大好きだよ』


「俺も大好きだよ、アオちゃん」


自然と口からこぼれた言の葉のあとに、

銃の声は俺のからだの中心を目掛けて飛んだ。




【END OF ▶ホムラマコト's POV】

< 260 / 300 >

この作品をシェア

pagetop