ポリスラインを翔びこえて
──────……
「ぅ……」
カーテンの隙間から漏れた朝日で目が覚める。
ふと違和感。
何かに包まれている気がして身をよじると。
「うわーーーっ!?」
なにこれ。だれこれ。なんだこれ。
なんで私、男とベッドで寝てるの!?
「ん……」
起き上がった私の絶叫目覚まし時計をくらった男は鬱陶しそうに目を開ける。
ああ、そうか。炎くんと一緒に寝たんだったや。
……って違う違う!!!
うそ、何てこと!?私のヴァージン返して!……ってそれも違う!ヴァージンはとっくに捨ててる!いや今それどころじゃねぇ!
「落ち着け私。いま何時だ」
「7時まえ」
「ああよかった、直行すれば仕事は間に合いそう。
……ってそういう問題じゃない!」
「ふわあ…よく寝たぁ」
「よく寝たぁ!?どうして私あんたと寝てるんだっけぇ!?」
「……アオちゃんが先に寝ちゃったんだよ」
「いやいやうそうそ、そんなわけ……ん?昨日って確か…」