ポリスラインを翔びこえて

「っ……」

びく、と肩が揺れてしまえば、ふ、と緩やかな弧を描く口元。


「…かわいいね」


鎖骨から始まりその先も撫でる唇。

まっしろな髪はさらさらと肌を刺激して、
掴まれた手首はじんわり熱をもって、
ほとばしる互いの汗が混じり合って、
重なったからだは気持ちを火照らせる。


「ぁっ……愛してる、炎く……っん」


もうぜんぶが、きみが触れるぜんぶが、私を高ぶらせてくる。

燈って火照って熱くなって燃えて熔けてゆく。

きみの温度(あい)に包まれる。


「俺も愛してるよ、アオちゃん」


しっかりと目を開いて。

ここにいる私を、熱のこもった双眸で捉えて、そう告げる。

そうして、だらしなくとろけた私の中は、あたたかいきみで満ちていった────────……



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