ポリスラインを翔びこえて
「ど、どうしよう炎くん!私たち結婚したら同姓同名になっちゃうよ!?」
「ふふ、全部いっしょ、うれしいね」
「黙れ笑うなそういう問題じゃない失せろ」
「セイ兄はちょっと黙ってて!」
「そうだそうだ、黙ってて?」
「ちっ」
そんなことより、ここ玄関。
「っもう、こんなところでダラダラ話すのおかしいからっ。早くリビング行くよ!どいてセイ兄っ」
「警察官の家にヤクザがいること自体おかしいんだけど…」
「もういいから!セイ兄どっかいって!ごめんね炎くん、どうぞあがって」
しっし、と手を振ってセイ兄を追い払い、炎くんをリビングへ通す。
テーブルにいるパパとママがこちらを認識する。
するとパパは驚いて立ち上がった、と思ったら「なんてことだ…」と呟いたのち卒倒し、崩れ落ちた体をママが慌てて支える。
それをスルーして椅子を引き、どうぞ、と炎くんを座らせて私は飲み物を取りにキッチンへ。