ポリスラインを翔びこえて
「首元の行儀は正せ。夜の乱れの痕を人目に晒すものではない」
「……っ!」
かあっと沸騰したのは私のほうだった。
顔が熱くなって慌てて首を隠すけど、もう見られてるし意味ないか。
「ふふ、夜以外も乱れてたけどね」
「ば、ばかっ!きみのタマがバグってんの!」
「うわああああああああああああ口を慎めホムラマコトぉおおおおおおおお」
「もー、うるさいなぁセイ兄。あきらめの悪い男は嫌われるわよ」
「まこちゃんも人に言えないでしょ…」
そうして無事?パパに許しを得たのはいいものの。
セイ兄は相変わらず敵意むき出しで殴りかかっていきそうな勢いだし、ママも心配そうに私たちを見る。
「おいお前、まこちゃんを泣かせたら次は本当に頭を撃つからな」
「そしたら実質あんたのせいで泣くじゃん」
「……ちっ。じゃあ僕がまこちゃんを迎えに行く」
「いい女紹介しようか?」
「まこちゃん以上にいい女などいない」
「あきらめの悪い男は嫌われるよ?」
「キサマっ……!」