ポリスラインを翔びこえて
「まこちゃんが選んだ幸せは、この残酷な世界の中でも切り拓いていけるほど、強くてたくましいのね」
「うん。私が選んだ幸せは、この残酷な世界をこの上なく美しく彩ってくれる大切な存在よ」
たとえ世界を敵に回しても、きみといっしょの未来がいい。
「うふふ、まこちゃんがママにできなかった選択をしてくれるなんて、夢にも思ってなかったわ。自分の事のように嬉しいのね、こういうときって」
「……おい、ヨリ子。それはどういう……、」
「え?もちろん私はあなたという幸せを選んで大正解だという意味よ」
「そ、そうか」
少し照れくさい顔でうんうん頷くパパがちょっぴり可愛く思えた。
今さら関係ないけどふと思ったのは、セイ兄がポエマーなのってママ譲りなのかな。
うん、ほんとどうでもいい。
「生まれは選べなくたって、誰を愛するかは自分で選べるんだ」
そんな私も、まあまあポエマーかもしれない。