ポリスラインを翔びこえて
家に縛られず、自由に、羽ばたいていいんだ。
そう云われているような気がした。
「時に失敗するかもしれないし、邪魔されるかもしれないし、責任を問われるかもしれないし、世の中うまく行かないことのほうが多いかもしれないけど」
「うん……」
「まこちゃんが正義を信じて好きなように、思うがままに行動した戦果はきっと賜物になるよ。まこちゃんを信頼してるうえでの心配は多少あれど、僕は常にまこちゃんの味方でいるからね」
「セイ兄……」
ああ、この人は。
ほんとうに尊敬する。
強くて優しくて、私を救ってくれる正義のヒーローだ。
嬉しさのあまり余計に涙があふれたけれどそれはとても心地よくて、同時に笑顔もこぼれた。
翌日、パパとママに謝って和解した。
パパは言い過ぎてすまなかった、と頭を撫でてくれた。
ママは恋話ならウェルカムよ、とウインクしてくれた。
やっぱり蒼羽家が大好きだ。
この家で育ってよかったと思った。
このときは、まだ。