ポリスラインを翔びこえて
「ここだけの話な?絶対俺から聞いたって他言すんなー?」
「…はい」
「上がうっせぇの、国の刑事局長殿の許可がどうこうって」
「はーいー!?あぁんのクソ親父ー!」
「しー!しーっつったろ!」
怒りと驚愕がごっちゃ混ぜになって大声が飛び出した。
慌てて口をふさごうとする字巡査長をひょいっとかわして椅子ごと移動する。
今朝仲直りしたばっかりなのにまたムカついてきた。
「ちっ、子ども扱いしやがって!女だからってナメんなよ親バカ局長っ」
「ひょえー、ダーク蒼羽ぁ参上だ〜」
「つーか国の警察は国のオシゴトしてろって。都市警察まで顔効かせてんじゃないわよほんと!職権乱用の罪でクビだクビ!……く、首!?」
ああ、首は禁句だったや。
炎くんのきれいなお顔ドアップが脳内再生されてブンブン頭を振った私を、字巡査長は見なかったことにしたらしい、静かに自分のデスクに戻っていった。