ポリスラインを翔びこえて
そんなことより今の状況が追いついていない。
頭の中が混乱する。
ホムラマコトはなんでまた血まみれなんだ。
なんでここにいるんだ。
あの群衆の中はどうなっているんだ。
火をつけたのは誰だ。事故か。故意なのか。
字巡査長は大丈夫なのか。
炎くんはどうして、名を呼ぶとそんなにうれしそうに笑うんだ。
ホムラマコトは極道の重要人物だけれど、ほんとうに悪で、わるい人なのか。
私は何を信じて何を正義だと思えばいいのか。
そんなごちゃごちゃな頭の中で、唯一。
たったひとつ理解できるのは、ホムラマコトは私を庇ったということ。
「あ……」
白シャツの左腹あたりが、薄い赤に染まっていた。
恐らくホムラマコトの服から付着したもの。
それはまるで、私のこころを染色している赤のようだった。
「蒼羽ぁ!」
「っ!」
「大丈夫か!?」
「字巡査長……、ああよかった、ご無事で」
「いやお前……ったく、なにやってんだ。車で待ってろっつったろ」
「いえ、車に戻れとしか」
頭の中が混乱する。
ホムラマコトはなんでまた血まみれなんだ。
なんでここにいるんだ。
あの群衆の中はどうなっているんだ。
火をつけたのは誰だ。事故か。故意なのか。
字巡査長は大丈夫なのか。
炎くんはどうして、名を呼ぶとそんなにうれしそうに笑うんだ。
ホムラマコトは極道の重要人物だけれど、ほんとうに悪で、わるい人なのか。
私は何を信じて何を正義だと思えばいいのか。
そんなごちゃごちゃな頭の中で、唯一。
たったひとつ理解できるのは、ホムラマコトは私を庇ったということ。
「あ……」
白シャツの左腹あたりが、薄い赤に染まっていた。
恐らくホムラマコトの服から付着したもの。
それはまるで、私のこころを染色している赤のようだった。
「蒼羽ぁ!」
「っ!」
「大丈夫か!?」
「字巡査長……、ああよかった、ご無事で」
「いやお前……ったく、なにやってんだ。車で待ってろっつったろ」
「いえ、車に戻れとしか」