ポリスラインを翔びこえて
「ううん。今はまだセイ兄みたいな優秀警察官じゃないけど、いつか絶対に追いつくんだから!」
するとセイ兄はふ、と目尻にしわを作って優しく笑う。
ママもくすりと息が漏れ、それを見たパパも表情が綻んだ。
緊張感が一気にほぐれ、空気がやわらかくなった。
私はここで──蒼羽家で育った。
蒼羽家の人間として、警察官として生きていく。
この先もずっと、ずっと。
それが私の、幸せな未来だと、信じて。