ポリスラインを翔びこえて

あのー、そのお相手についてお聞きしたいことが1点ございまして。

凛々しい眉、どこへ行った海苔?
写真詐欺ならぬ逆写真詐欺?

ムカついて写真なんてよく見ずパパへ突っ返したから、今日初めてじっくり歌川くんを観察することになるわけで。

一言で表すなら……インテリ系イケメン?

ガッツリ七三分けの前髪だけど、よく見たら少しウェーブのかかった黒髪をワックスで固めている風貌。
セットしていない時はきっとふわふわの天然パーマなのかな。

目が合うたび、一重で釣り目な双眸がレンズの奥で鋭く光る。

彼も私のことを観察するようにじろじろ見るから何だか落ち着かなくて、食事中は何を話していたのか正直よく覚えていない。


「……それじゃあ、我々はこの辺で一旦中座させていただきまして。残りの時間はお二人で、ね?」

「ええそうしましょう。ではまた1時間後に」

「承知しました」

「え……、ええっ!?」

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