ポリスラインを翔びこえて
「あは、蒼羽おねーさん褒めじょーず。ぼく気に入ったあ」
「え、そうかな」
事実を言っただけなのに褒め上手なんて言われちゃった。お世辞に思われたかな。
「蒼羽おねーさんいくつ?ぼく25なんだけど、それより上?下?」
「え!?年上だったの!? ご、ごめんなさい、普通にタメ口で喋ってました……。私は先月22歳になりました」
「え、22でマル暴ってありえるの?あーっ、サバ読んだなあ?見かけによらずかわいーとこあるんだあ」
「いやいや本当に22です、高卒なんで!」
「……え、まじ?じゃあぼくのほうが後輩ってこと?」
「あれ?そうなる?」
私は警察官4年目。彼は大卒で25歳なら…ストレートで来たとしても3年目にあたる。
わーお、私のほうが警察官歴1年先輩じゃーん。
「はっはっは、犬井くん。敬いたまえ、私が先輩だ」
「うわあ大人げないねえ蒼羽巡査」