革命ボイシンガー!!


「………………へ?」

思わず、間抜けな声を出してしまう。

……ぼ、ぼいしんがー?

ドアの向こうの声を聞く限り、真剣で冗談とは思えなかった。

え、え?ど、どうして?

っていうか........。

「ボイシンガーってなに?」

「マジか。そこからか。」

「だって聞いたことないんだもん。」

「…ボイシンガーは、イラストとかバーチャルのアバターを使って歌、音楽とかを中心的に動画投稿する人達のこと。」

「………なるほど。でも、なんで私に?」

思ったことを口にすると、琥珀が照れながら言った。

「…元々俺一人でやるつもりだったけど、凛の歌、聞いてさ。その......な?う、上手いなぁ、って思ったからさ。」

その言葉を聞いて、私の頬が紅色に染まる。

「えっ、あっ、えっと、ありがとう?」

「………俺の正直な感想だから。あ、機材とかは全部揃ってる。ど、どうだ?」

「ボイシンガーでしょ?」

ボイシンガー、ボイシンガー。

私がボイシンガーって、どんな感じなんだろう。

うーん、うん。想像つかない。

「あのさ、ボイシンガーってお金稼げるの?」

多分無理だろうけど、一応ね。一応。

私、お金目当てじゃないからね。

「うーん。有名になったら?って感じ。投げ銭とかはあると思う。」

「投げ銭。なげせん?」

「投げ銭は、視聴者さん達が、応援でお金を送ってくれる、みたいな。」
< 15 / 18 >

この作品をシェア

pagetop