革命ボイシンガー!!
「………………へ?」
思わず、間抜けな声を出してしまう。
……ぼ、ぼいしんがー?
ドアの向こうの声を聞く限り、真剣で冗談とは思えなかった。
え、え?ど、どうして?
っていうか........。
「ボイシンガーってなに?」
「マジか。そこからか。」
「だって聞いたことないんだもん。」
「…ボイシンガーは、イラストとかバーチャルのアバターを使って歌、音楽とかを中心的に動画投稿する人達のこと。」
「………なるほど。でも、なんで私に?」
思ったことを口にすると、琥珀が照れながら言った。
「…元々俺一人でやるつもりだったけど、凛の歌、聞いてさ。その......な?う、上手いなぁ、って思ったからさ。」
その言葉を聞いて、私の頬が紅色に染まる。
「えっ、あっ、えっと、ありがとう?」
「………俺の正直な感想だから。あ、機材とかは全部揃ってる。ど、どうだ?」
「ボイシンガーでしょ?」
ボイシンガー、ボイシンガー。
私がボイシンガーって、どんな感じなんだろう。
うーん、うん。想像つかない。
「あのさ、ボイシンガーってお金稼げるの?」
多分無理だろうけど、一応ね。一応。
私、お金目当てじゃないからね。
「うーん。有名になったら?って感じ。投げ銭とかはあると思う。」
「投げ銭。なげせん?」
「投げ銭は、視聴者さん達が、応援でお金を送ってくれる、みたいな。」