幻の眷属


逃げるなら今だ。

私は、起き上がり、窓の鍵を後ろを向きながら手探りで開けた。

亮太の家は一階だ。

私は、裸足のまま飛び出した。

服は乱れているが、脱がされてはいない。

私は走って最初に出会った女の人の二人組に助けを求めた。

「ど、どうしたんですか!?」

ガムテープを取ってくれた。

「ぷはっ。すみません!助けて下さい!お願いします。幼馴染に誘拐されて犯されかけてるのを逃げて来たんです!」

「2人は顔を見合わせていると、亮太の声がした。」

「小春!小春どこだ!?」

「っ!」

私の怯え様から感じ取ってくれたのか、二人組の1人の家に匿ってくれた。

「ありがとうございます。」

「警察に行った方が良いんじゃ…。」

「どうしても行きたい所があるんです。助けてもらって申し訳ありませんが、必ずお返ししますので、電車賃と靴を貸してもらえませんか?」

「それは良いですけど…。大丈夫ですか?送りましょうか?」

「大丈夫です。ありがとうございます。」

その女の人は服一式と帽子とお金を貸してくれた。

「ありがとうございました。必ず返しに来ます。」

「いつでも良いですよ。気をつけて。」

私は玄関を出た。

しばらくすると、亮太とすれ違った。

私が普段、着ない様な服装だった為、気がつかなかった。

「くそっ。あの状態だと遠くには行けない筈…。この近くに居るはず…っ。」

ごめんね。亮太…。

亮太の気持ちには応えられない…。

私は、電車に乗り、酒呑さんの社に向かった。

着いたのは日が落ちた後だった。

社に着いてその辺りで声を上げた。

「酒呑さん!お願い!私、小春です!酒呑さん!もう一度、会いたいの!お願い!」

辺りを歩きながら、叫んでいると、1人の男の人が出て来た。

酒呑さんの人間の姿とは雰囲気は違うが、少し似ている。

多分鬼の人。

「すみません!酒呑童子さんに会わせて下さい!お願いです!私、小春です!酒呑童子さんに会わせて下さい!」

その男の人にしがみついて、懇願しているとその男の人は、ニヤリと笑う。

「女の子…。酒呑童子を知ってる?関係者か?人間が?俺と一晩過ごしてくれたらって…ん?匂いが…。鬼の匂いがする…。って本当に酒呑童子の知り合い?」

「そうです!お願いします!酒呑童子さんに会わせて!」

「もしかしてアイツが執着してた女?へぇ…お前が…。俺の言う事を…イテッ!」

誰かが後ろに立ったと思ったらその鬼の人を叩いた。

「お前…そんな事してみろ。塵にしてしまうぞ。」

「じょ、冗談だよ…っ。酒呑童子を呼んでたぞ。俺はもう行くから!」

そう言うとその鬼の人は消えてしまった。

「酒呑さん!」

「小春…。」

私は、酒呑さんに抱きついた。

「会いたかったですっ。」

「小春…良いのか?俺の…俺の本当の姿を見たのに…。」

「姿が違っても酒呑さんは酒呑さんだよ。そうでしょ?」

「小春…っ。」

ぎゅっと抱きしめられた。

「酒呑さん、好き。大好き。」

「え…っ。お、俺も好き。大好き…っ。愛してる…っ。戻って来てくれて…ありがとう…っ。もう、離さないから…っ。」

自然にお互いの顔が近づいて、キスを交わした。

「もう…無理だ…っ。連れて帰る…っ。」

酒呑さんは、私を抱き上げ、足早に歩き酒呑さんの四季の部屋に戻って来た。

春の間に入ると、酒呑さんは、私をゆっくりと下ろした。

「酒呑さん…鬼の姿になってくれませんか?」

「いや…。でも….また怖がらせる…。」

「お願いします。」

「わかった…。」

綺麗な男の人の姿が、段々と大きくなり目が沢山付いた鬼の姿になった。

間近で見ると迫力が凄い。

「怖いだろ?やはり…。」

「この目は全部見えてるんですか?」

「いや…。景色が見えているのは真ん中の2つだけ。後は遠くを見る千里眼だったり、心の中を見たり…。殺気を見たり、鬼と人を見極めるのと、鬼力を使う。これが俺の目の能力だ。」

「心の中が見えるんですか?」

「見えるよ…。」

「じゃあ、私の心の中を見てください。」

「無理だ。怖い…。」

「見て下さい。お願い。」

するとゆっくりと閉じていた目の2つが開いた。

「ゔっ…っ。み、見える…。お前が俺を好きって…っ。凄く感じる…っ。」

「好きです…っ。」

「この姿でも好いてくれているのが、わかるよ。嬉しい…。これで、お前はやっと本当に鬼になれる…。」

「鬼に?」

酒呑さんは、私を抱き寄せぎゅっと力を込めた。

「そう…。全ての俺を受け入れてくれた時に、お前の身体を鬼の身体に変えるんだ…。」

「私も鬼の姿になるんですか?」

酒呑さんは私の耳元で囁く。

「違うよ。お前は人間だから、姿はそのままだ。次、俺の子種をお前に注げば、お前の身体は、鬼の子を孕めるようになるんだ…。」

そう言うと、酒呑さんは、人の姿に変わった。

「鬼の姿でしないんですか?」

「しないよ。今は。鬼の姿でしたら牙で口付けが出来ないし、身体が大きすぎて、俺のモノを挿れたらお前の肌が裂けてしまう。」

そう言うとキスをされて段々と深くなる。

服を脱がされて、身体中、舌と指で愛撫される。

「あぁ。やはりお前は美味い。」

身体中、舐められた時には、もう何度イッたかわからない。

頭がボーッとする。

すると酒呑さんがゆっくりと私の中に入ってきた。

「んあっ!あっ、あっ、んっ、ああっ。」

「っく。はぁ、はぁ、っく、んっ、んっ、んっ、んっ。ふふっ。浅い所ばかり嫌なのか?腰が動いてる…っ。」

「気持ち良い…っ。でも…っ、もっと奥、欲しい…っ。」

「可愛い…っ。良いよ。いくらでも…っ。ほらっ。」

「あああっ。んあっ。酒呑さんっ。好き…っ。」

「俺も好き…っ。愛してる…っ。ほら?小春が好きな子袋の奥、突いてあげる…っ。」

身体がのけ反ると酒呑さんは快感を逃さない様にガッチリ私の身体をホールドした。

そして激しく出し入れされると、気を失いそうなくらい気持ち良い。

「もう無理っ!イクッ。イッちゃう。あああっ。」

「っく。はぁ…っ。はぁ…っ。凄い締め付け…っ。可愛い…っ。もっと気持ち良くなろう。」

また激しく腰を打ち突かれて、何度も絶頂を迎えた。

潮を吹いて、酒呑さんのお腹を汚してしまうと酒呑さんは嬉しそうに私にキスをして、また私の中の酒呑さんが大きくなった。

そして、深いキスをしながら激しく腰を揺らす。

「んっイクッ。出すよ…っ。小春…っ。これ出したら、小春はもう戻れない…っ。良いの?」

「うん。…っ。出して…っ。酒呑さんとずっと一緒にいたいの…っ。」

キスをされると中に熱いモノを注がれる。

2人とも荒い息を肩でしている。

するとお腹が熱くなってきた。

「お腹…っ。熱い…っ。」

お腹の奥の形が変わるような、熱く燃える様に熱い。

「あぁ…っ。俺の形にピッタリとハマってて…っ。気持ち良い…っ。人間の時も気持ち良かったけど、俺の眷属のだってわかるくらい気持ち良い…っ。小春は?」

先ほどよりかなり感度が上がっている。

少し身動きされるだけでイッてしまうほど気持ち良い…っ。

「もう…これからは俺の子種で孕むよ?」

身体の向きを変えられ、後ろから激しく突かれる。

先ほどとは比べ物にならないくらい気持ち良い。

「頭おかしくなるぅ。無理ぃ。」

「感度が上がるからだ。俺も気持ち良いよ…っ。人間の時のも好きだったけど、この身体も大好き…っ。ほら。見て?俺が鬼の姿になっても裂けないだろ?」

そう言うと、酒呑さんは、鬼の姿になった。

腰周りだけで、私が足を開いた時の膝くらいまでの大きさがある。

もちろん陰部もそれだけ大きく、私のふくらはぎくらいあるんじゃないかと思うくらい大きい。

それを挿れられ、激しく出し入れされて、裂けないのは、鬼の身体になって、順応したからだと酒呑さんが教えてくれた。

キスをすると牙が当たるので、舌で舐めまわされ、喉奥まで舌を挿れ込まれる。

それから何度も激しく人間の姿だったり、鬼の姿だったり、酒呑さんと交わった。


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