歩く冷蔵庫先輩が推し絵師でした~秘密のレッスンはじめます~
ベッドに入り、今日の先輩を思い出す。

「〝なっちゃん〟って誰なんだろう」

デザイナーの安喜奈津美さんだというのは知っている。
けれど私が知りたいのは、私と同じ〝なつみ〟という名の彼女が、朝倉先輩とどういう関係なのかということだ。

「恋人とか?
でもこのあいだ部屋に行ったとき、女性がいそうな感じじゃなかったもんなー。
恩を売ってるとか言っていたし、元カノで今も腐れ縁とか?」

考えれば考えるほどわからなくて、なかなか寝付けなかった。



新商品のトラブルのあとは目立った問題もなく、順調に執筆を続け。

「朝倉先輩、書けました!
チェックお願いします!」

予定より数日の余裕を持って作品は書き上がった。

『はい、お預かりします。
明後日には返しますので、それまでに色塗りのほう、頑張ってください』

画面の向こう、ニャスコで繋がっている先輩はパソコンを操作して送られてきたファイルを確認している。
今日は金曜日、このまま週末はアクスタに集中できる。

「わかりました、頑張ります。
というかこのまま作業してもいいですか?
チラ見でもいいので気づいたところがあったらアドバイスくれると助かります」

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