歩く冷蔵庫先輩が推し絵師でした~秘密のレッスンはじめます~
「昨日の話なんですが」
「はい」
正座をし、真っ直ぐに眼鏡の向こうの目を見る。
「とりあえず白石さんの絵、見せてもらえますか」
「あっ、はい!
灯守先生にはお目汚しだと思いますが」
慌てて携帯を操作し、クラウドに保存してある画像を表示して先輩に渡す。
先輩は二本の指で画像を拡大したりしながらじっと黙って見ている。
心臓がばくばくと速く鼓動し、少しでも気持ちを落ち着けようとちびちびとレモン酎ハイを舐めた。
「確認なんですが」
「はい!」
唐突に先輩が口を開き、正座したまま飛び上がった。
「白石さんの目標はそれっぽい絵が描けてアクスタが作れればいい、ですか。
それとも本格的に学んできちんとした絵を描きたい、どちらですか」
「それは……」
じっと先輩が眼鏡越しに私を見つめる。
アクスタを作るのが目標だが、そこまでは考えていなかった。
正直に言うべきか、迷う。
急かすことなく、先輩は待ってくれている。
仕事でも先輩はいつもこうやって、答えを出す時間を与えてくれた。
しばらく逡巡し、ようやく答えが出てくる。
「……ちゃんと学びたい、です」
「はい」
正座をし、真っ直ぐに眼鏡の向こうの目を見る。
「とりあえず白石さんの絵、見せてもらえますか」
「あっ、はい!
灯守先生にはお目汚しだと思いますが」
慌てて携帯を操作し、クラウドに保存してある画像を表示して先輩に渡す。
先輩は二本の指で画像を拡大したりしながらじっと黙って見ている。
心臓がばくばくと速く鼓動し、少しでも気持ちを落ち着けようとちびちびとレモン酎ハイを舐めた。
「確認なんですが」
「はい!」
唐突に先輩が口を開き、正座したまま飛び上がった。
「白石さんの目標はそれっぽい絵が描けてアクスタが作れればいい、ですか。
それとも本格的に学んできちんとした絵を描きたい、どちらですか」
「それは……」
じっと先輩が眼鏡越しに私を見つめる。
アクスタを作るのが目標だが、そこまでは考えていなかった。
正直に言うべきか、迷う。
急かすことなく、先輩は待ってくれている。
仕事でも先輩はいつもこうやって、答えを出す時間を与えてくれた。
しばらく逡巡し、ようやく答えが出てくる。
「……ちゃんと学びたい、です」