歩く冷蔵庫先輩が推し絵師でした~秘密のレッスンはじめます~
今度はSNSのNyaitterに移動する。
灯守先生はニャンスタではなくNyaitter派だ。

「やった、あった」

灯守先生のタイムラインには新規絵と思われるWip――製作途中の絵があげてあった。
まだ線画なのに惚れ惚れするほど美しい。

「灯守先生って同じ人間なのかな……。
てか、灯守先生の腕を食べたら、私も灯守先生みたいな絵が描けるようになるんだろうか……」

そんなことはないのはわかっているのだが、それくらい伸び悩んでもがいている最中なのだ。

タイムラインをさかのぼり過去の絵も鑑賞しようとしかけて、すぐに指が止まった。

「……ん?」

ふたつ前のポストは写真だった。
灯守先生は絵の過程と完成しか載せないので、珍しい。
しかし私が止まったのはそれだけではない。

「これ、うちの社食じゃ?」

社食の風景などどこでも似ているといわれればそれまでだが、写っているのはまさしく私も今日食べた日替わりだった。
さらによく見るとお皿の横に小さなマスコットを置いてあるが、これにも見覚えが。

「いやいやいやいや。
ない、ないって。
アイツが灯守先生とか」

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