歩く冷蔵庫先輩が推し絵師でした~秘密のレッスンはじめます~
ものの十分で簡単に色をつけた猫が出現した。
しかもなぜか、三毛猫だ。

「え、すご!こんな短時間で描けるんですか!?」

タブレットを持ち上げ、顔を近づけて細部までじっくりと見る。
私が迷いながら何時間もかけて描く絵よりもずっと綺麗だ。

『練習を重ねれば白石さんだって描けるようになります』

何時間練習すればいいのかと聞きかけて止まった。
きっと朝倉先輩はここまで来るのに何百時間……ううん。
何千時間も練習したに違いない。
それは途方もない道のりで、気が遠くなりかけた。

猫の絵も先輩は送ってくれた。
さらに、猫のイラストを描くに当たって参考にするといいNyanTubeの動画も教えてくれる。

『では、また次回』

「はい。
ありがとうございました」

サーバーから退出すると同時に、私の口から大きなため息が漏れた。

「はあああぁぁぁぁーっ」

緊張の糸が切れ、机に突っ伏した。

「すっごくわかりやすかったん、だけど」

アヌビスでずっと、なんとなくでやっていたレイヤーの使い方とかわかったから、よかったと思う。
先輩の説明も丁寧で、すんなり理解できた。

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