歩く冷蔵庫先輩が推し絵師でした~秘密のレッスンはじめます~
図星を突かれ、ぎくりと身体が大きく震える。
なぜ私の考えていることがわかった?
先輩はエスパー、エスパーなのか?

「え、ソンナコト、ナイデスヨ……?」

なぜかカタコトになり、ぎくしゃくと先輩の顔を見上げた。
眼鏡の奥から私を見下ろす、先輩の視線が冷たくてつい目を逸らす。

「……はい、思っていました」

悪いことなどしていないのにだらだらと汗を掻き、凍えるような先輩の視線に耐えられなくて白状していた。

「はぁーっ」

呆れるように彼がため息をつき、また身体が大きく震える。

「白石さんはタブレットですよね?」

「はい、そうですが……?」

「もし、そっちの液タブを考えているのなら、止めます」

先輩が隣にある下位モデルをさす。

「な、なぜそれを……!?」

下位モデルなら私のご予算からして大丈夫な範囲だったので、あっちでもいいのでは?
なんて考えていた。
どうして先輩には私の考えていることがわかるんだ?

「なんで白石さんが考えていることがわかるのかって、あなたは全部、顔に出るからですよ」

私が思っていたとおりのことを口にし、彼は困ったように笑った。

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