歩く冷蔵庫先輩が推し絵師でした~秘密のレッスンはじめます~
「私に気を遣う必要などないですが」
「そういうわけにはいきません。
せっかく僕の用事のために出てきてもらったのに」
先輩はどこまでも真面目だが、だから昼間からお酒を飲むのはズレている。
しかし、アルコールが入ると先輩は、気が抜けるのかフランクになるのも知っていた。
そうやって気遣ってくれる先輩が可愛く見えて、顔がにやけそうになる。
「ドリンク、取ってきますね」
緩む顔を見られたくなくて、椅子から立ち上がった。
頼んだものも揃い、食べながら話す。
「私、灯守先生の作業環境が見たいです」
デスクトップパソコンと液タブを使っているのはわかった。
それらをどんなふうにレイアウトし、いつも絵を描いているのか気になる。
いや、これは絵を描くことに対する興味であって、ファンとしての興味ではないとも。
「だったら今度、写真を撮って送る」
くいっと先輩――灯守先生がグラスのワインを飲み干す。
アルコールが入って先輩が完全に灯守先生になり、口調が俺様になった。
何度見てもこの変化は面白すぎる。
「えっ、灯守先生のお宅にお邪魔したいです!」
「そういうわけにはいきません。
せっかく僕の用事のために出てきてもらったのに」
先輩はどこまでも真面目だが、だから昼間からお酒を飲むのはズレている。
しかし、アルコールが入ると先輩は、気が抜けるのかフランクになるのも知っていた。
そうやって気遣ってくれる先輩が可愛く見えて、顔がにやけそうになる。
「ドリンク、取ってきますね」
緩む顔を見られたくなくて、椅子から立ち上がった。
頼んだものも揃い、食べながら話す。
「私、灯守先生の作業環境が見たいです」
デスクトップパソコンと液タブを使っているのはわかった。
それらをどんなふうにレイアウトし、いつも絵を描いているのか気になる。
いや、これは絵を描くことに対する興味であって、ファンとしての興味ではないとも。
「だったら今度、写真を撮って送る」
くいっと先輩――灯守先生がグラスのワインを飲み干す。
アルコールが入って先輩が完全に灯守先生になり、口調が俺様になった。
何度見てもこの変化は面白すぎる。
「えっ、灯守先生のお宅にお邪魔したいです!」