歩く冷蔵庫先輩が推し絵師でした~秘密のレッスンはじめます~
「チンアナゴってこの砂の中に潜ってる部分が滅茶苦茶長いって知ってるか。
……って白石、聞いてる?」
「これは推し絵師とデートって喜んでいいのか?
いやいやそんなはずないし」
「白石?」
「あっ、はい!」
いっぱいいっぱいになりぐるぐる悩んでいたところに声をかけられ、慌てて返事をする。
「どうかしたのか?」
「あー、いや、なんでもないですー」
怪訝そうな彼に適当に笑って誤魔化した。
うん、きっと私を水族館に連れてきたのは先生にとって他意はないのだろう。
だいたい、彼を男として認識したばっかりに変に意識している私がおかしいのだ。
もう少しだけ進んだところで先生が足を止めた。
「白石、あれ」
彼が指した場所には企画展のポスターが貼ってある。
「あれが俺の臨時収入」
「へっ?」
驚きすぎたせいで思わず変な声が出た。
ポスターはナポレオンフィッシュを中心に色とりどりの南国の魚が描いてあり、私の知っている灯守先生のタッチだった。
「知り合いのデザイナー経由でこういう仕事が入ってくるんだ。
企業案件だからそこそこ収入もいいし」
「……凄い」
「え?」
……って白石、聞いてる?」
「これは推し絵師とデートって喜んでいいのか?
いやいやそんなはずないし」
「白石?」
「あっ、はい!」
いっぱいいっぱいになりぐるぐる悩んでいたところに声をかけられ、慌てて返事をする。
「どうかしたのか?」
「あー、いや、なんでもないですー」
怪訝そうな彼に適当に笑って誤魔化した。
うん、きっと私を水族館に連れてきたのは先生にとって他意はないのだろう。
だいたい、彼を男として認識したばっかりに変に意識している私がおかしいのだ。
もう少しだけ進んだところで先生が足を止めた。
「白石、あれ」
彼が指した場所には企画展のポスターが貼ってある。
「あれが俺の臨時収入」
「へっ?」
驚きすぎたせいで思わず変な声が出た。
ポスターはナポレオンフィッシュを中心に色とりどりの南国の魚が描いてあり、私の知っている灯守先生のタッチだった。
「知り合いのデザイナー経由でこういう仕事が入ってくるんだ。
企業案件だからそこそこ収入もいいし」
「……凄い」
「え?」