歩く冷蔵庫先輩が推し絵師でした~秘密のレッスンはじめます~
そのせいで本編はもの凄い文字数になってもなお、増え続けているんだし。

『……間に合うんですか』

おそるおそるといった感じで先輩が尋ねてくるので、指折り数えてみる。

「んふー?
二十日で六万字として、一日三千字なので……全然余裕ですね」

土日も入るし、残り数日で読み返して校正などをやってしまえば余裕で間に合うはず。

『アクスタの作業もありますし、そもそも表紙はどうするつもりなんですか』

「あう」

痛いところを突かれ、胸を押さえていた。

『アクスタも予定しているところだと、同じくらいに入稿しないとイベントに間に合わないですよ』

「えっと、その、うー」

必死にどうすればいいのか考える。
アクスタも絶対に諦めたくない。
平日に残業が入れば執筆時間は削れるが、土日にガンガン書けばなんとかなる……はず?

「た、たぶん、なんとかなりますよ。
最悪、お金で時間を買うので」

予約方式の印刷所ではないし、お金を積んで出せる納期のところで入稿すればいいだけだ。
……その分増える料金は痛いが。

『はぁーっ』

先輩が大きなため息をつき、びくりと身体が震えた。

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