触れられなくても、君がいい。 ――青い二人の、遠距離ロマンス。
◇
遊園地の最寄駅に着いたものの、まずは腹ごしらえということで、お洒落なハワイアンテイストのハンバーガーショップに入った。
窓際にある木のカウンター席を選び、椅子を引く。
何気ない動きまで、ぎこちなくなっている気がする。
航と食事をするのは初めてなので、緊張しているのだ。
「やっぱり東京は、人も車もすごいな」
窓ガラスの向こうを見ながら、航が言う。
「あー、うん。騒がしいよね」
なんとか冷静になろうと、お冷を飲んだ。
やがて、可愛らしいバスケットに入れられたハンバーガーとポテトのセットが運ばれてきた。
ハンバーガーというものは――口を大きく開けて食べ進める必要がある。
それを航に見られないよう、横目で警戒しながら食べていたのに、不意に視線を感じた。
観察されていたことに気づいてジロリと睨むと、小さく笑われた。
いつ、どのタイミングで、あの時の『返事』を聞かされるのだろう。
そんな緊張感を常に抱えつつも。
『見慣れた街に、今、航がいる』
その事実がたまらなく感慨深くて、嬉しくて仕方なかった。
遊園地の最寄駅に着いたものの、まずは腹ごしらえということで、お洒落なハワイアンテイストのハンバーガーショップに入った。
窓際にある木のカウンター席を選び、椅子を引く。
何気ない動きまで、ぎこちなくなっている気がする。
航と食事をするのは初めてなので、緊張しているのだ。
「やっぱり東京は、人も車もすごいな」
窓ガラスの向こうを見ながら、航が言う。
「あー、うん。騒がしいよね」
なんとか冷静になろうと、お冷を飲んだ。
やがて、可愛らしいバスケットに入れられたハンバーガーとポテトのセットが運ばれてきた。
ハンバーガーというものは――口を大きく開けて食べ進める必要がある。
それを航に見られないよう、横目で警戒しながら食べていたのに、不意に視線を感じた。
観察されていたことに気づいてジロリと睨むと、小さく笑われた。
いつ、どのタイミングで、あの時の『返事』を聞かされるのだろう。
そんな緊張感を常に抱えつつも。
『見慣れた街に、今、航がいる』
その事実がたまらなく感慨深くて、嬉しくて仕方なかった。