触れられなくても、君がいい。 ――青くて甘い二人の遠距離ロマンス。
◇
「じゃあ、次はバレンタインに」
「うん」
誰かに目撃されることを警戒し、行きは航に一人で来てもらったのに。
帰りは、ギリギリまで一緒にいたい気持ちが勝ってしまい、東京駅のホームまで見送りに来てしまった。
乗り場につき、静かに向かい合う。
私は、鞄の中に手を伸ばした。
「はい、これ。明日……誕生日おめでとう」
別れ際に渡そうと決めていたプレゼントだ。
航は、嬉しそうに受け取る。
「……ありがとう。開けていい?」
「うん」
包み紙を破かないよう、大切に開けてくれる。
包んでいたのは、深いネイビーの手袋だ。
「……いい色」
「じゃあ、次はバレンタインに」
「うん」
誰かに目撃されることを警戒し、行きは航に一人で来てもらったのに。
帰りは、ギリギリまで一緒にいたい気持ちが勝ってしまい、東京駅のホームまで見送りに来てしまった。
乗り場につき、静かに向かい合う。
私は、鞄の中に手を伸ばした。
「はい、これ。明日……誕生日おめでとう」
別れ際に渡そうと決めていたプレゼントだ。
航は、嬉しそうに受け取る。
「……ありがとう。開けていい?」
「うん」
包み紙を破かないよう、大切に開けてくれる。
包んでいたのは、深いネイビーの手袋だ。
「……いい色」