触れられなくても、君がいい。 ――青くて甘い二人の遠距離ロマンス。
 ◇


 そして、眩い重みを腕に抱き、海辺の家へと帰り着く。

 ずっとこのときを待ちわびていた七海が、丸い瞳を輝かせながら駆け寄ってきた。


 背伸びして覗き込み、言う。


「……はじめまして! 汐里(しおり)ちゃんっ!」





―― 完 ――
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