私の夏は、全方位から愛されて大ピンチ!?
六時間目が終わるチャイムがなって、みんなゾロゾロと帰る支度をし始める。

私は数学の教科書とノートをそっとしまいながら、さっきのことを思い出す。

「どこにいるんだろ」

と、密かな声で言った。



ーーー♡ーーー

「さようなら」

みんなが一斉に走って、教室から出ていく。

みんな何してんだろ…。私は個別指導の塾以外行ってないからな…

私もクラスの一員として、存在感を出したくて、小さな声で「バイバイ」って言った。まあ誰も気づかなかったけど!

私が挨拶をした後、誰かに背中を押された。

「きゃっ!」

「ふん!朝はよくもやってくれたわね!」

こっ、この声は高木さん!?

「またお前かよ。どんだけしつこいやつなんだよ。あきれんな」

高木さんの声と混じり合って、今度は氷室くんの声が聞こえた。

「あ、あなたこそなんでこんな地味な奴の味方すんのよ…?」

「今お前何つった……この俺様が許さねえぞ?」

「ひぃ…ごめんなさい…」

氷室くんがいなかったらどうなってたんだろ…?

「あっあの…ありがとうございます」

「こっち来い。」

「え?は、はい」

私は気付けば氷室くんに手を掴まれていた。

どこに向かってるんだろー?って、えーー!?図書室!?

「どこに向かってるんですかっっ?」

戸惑う私に彼は少しニコッとしたように見えた。

ついたのはさっきの3人が集まって話し合ってる(雑談かな?)ように見えた。

明人 「お前今日塾だろ?」

類  「そうだけど」

りく 「頑張ってね♪」

類  「別に楽しくない訳じゃないし。お前らはどっか、習い事いってんの?」

「「いってませーん!!」」

「みんなって面白いね」

あ、あ、ああああああ!!!!言っちゃった!?今日の朝あったばっかりなのにーー!

「案外可愛いじゃん」

え?今、類くん可愛いって言った…!?

「仲良くなってね?」

甘々系のりくくん。

「…如月か」

やっぱり白鳥くんは超クール!!アニメに出てきそう!

「そういや、今日の放課後って空いてる?」

神崎くんが私に意外な質問をしてきた。

「はい、多分空いてると思います…」

「じゃ、近くの公園で集合な。」

「何見るんだっけー?」

「ったく。りくに3回くらい言ったぞ。花火だよ。花火。」

えーーーーーー!?こ、こんな学年一モテモテな人たちと、花火大会ー!?

「なんで私なんですか?」

「本当は俺たち4人でくる予定だったけど、間違えて5人分のチケット買っちまったから、ひなのを入れた。」

「い、いいんですか!?そんな大事なチケット、、、」

「ああ。ひなのなら。」

やばい。耳まで赤くなってる気がするんだけど、、
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