きみがくれた、私だけの輝き
彼の隣に駆け寄りながら微笑みかけるが、綺麗に無視された。


再び窓の外に視線を向ける彼に、思わず眉間の皺が寄ってしまう。


やっぱり感じ悪いこの人!



「天音さん、でしたっけ?ちょっといいかしら」



朝のホームルームが終わり、一限の準備をしようとリュックを漁っていると、目の前に笑顔を浮かべている女子生徒が三人立った。


そして手招きをして私を廊下に呼ぶと、浮かべられていた笑顔が一瞬にして剥がれ落ちた。



「あなた、転入生のくせに白河様と仲良くしようなんて思わないことね」


「…へ?」



真ん中で腕を組んでいるカチューシャをつけた女子生徒がずいっと一歩近づいてきた。



「天音、なんて珍しい名前だけど聞いたことがないくらいだから、よっぽど大したことない家柄なんでしょうね。貧乏人が、白河様と仲良くしようと思うなんて、おこがましいのよ」
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