きみがくれた、私だけの輝き
「…あなた、今なんて言ったの?」


「もしかしてだけど、四皇のみなさまに対して“大したことない”とおっしゃったの?」


「へ?よ、四皇…?よくわからないけど、あの人たちたしかに顔はいいけど、それだけじゃんと思っただけで…」


「なんて失礼な方なの!?四皇の皆様は顔だけじゃないのよ!なんて言ったって、それぞれが唯一無二の才能をお持ちなのだから!」


「そうよ、誰か一人を選ぶことなんてできないほど四人にはそれぞれの魅力があって…」



熱く語り出した女子生徒たちに、愛想笑いを返しながらそーっとその場を抜け出す。


危ない危ない。


あまり目立たないように生きていくと決めたのに、こんなところで道草をしていたら何が起こるかわかったもんじゃない。


それに、あの四人と関わることなんてきっとないだろうし、どうだっていいか。



「早く職員室に行かなきゃなのに…どんだけ広いのこの学校ー!」



廊下の真ん中で立ち止まり、切れた息を整えながら額の汗を拭う。
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