きみがくれた、私だけの輝き
あれ、この人、たしかさっき“四皇”と呼ばれていた四人の中にいた一人だ。


ネクタイの色が赤だから、私と同じ一年生。



「…?あの…」



あれなんだろう、この感覚。


彼は黙ったまま眉をひそめて、私を見下ろしていた。


その光景に何かを思い出しそうになるけど、思い出せない。



「あの、どこかで会ったことありますか?あなたのことどこかで見かけた気が…」



思い出せない。でもたしかにこの人と会ったことがあるような、そんな気がした。



「…いや。どれで見たかは知らないけど、俺はあんたのことなんか知らない」



ふいっと顔を背けて、そのまま横を通り過ぎようとした彼の腕を慌てて掴む。
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