きみがくれた、私だけの輝き
やっと見つけた職員室の扉を恐る恐る開けると同時に、近くに座っていた寝癖なのかセットしているのかわからない無造作な髪型の男の先生が指を指してきた。
「原先生。生徒に向かって指を指さないでください。天音さん、久しぶりだね」
戸惑っている私の前に、この学校の校長である及川先生がにこやかな笑顔を浮かべてやってきた。
「あ、お久しぶりです!この節は大変お世話になります!」
「はは、そんなにかしこまらなくていいよ。入学手続きが遅れて申し訳ない。他の生徒たちよりも一ヶ月遅れての入学だけど、これからよろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
私の家庭はちょっと複雑で、幼い頃に父が亡くなり、母は出ていった。
それから叔母の家でお世話になっていて、決して裕福ではないけれど平和な日々を過ごしていたのだ。
高校はお金もないし進学は諦めていたのだけれど、及川先生が現れ、私を無償でこの高校に入れてくれると言ってきた。
及川先生は生前の父と同じ会社で働いていたそうで、何度も救われたことから恩返しをしたいと思っていたらしい。
「原先生。生徒に向かって指を指さないでください。天音さん、久しぶりだね」
戸惑っている私の前に、この学校の校長である及川先生がにこやかな笑顔を浮かべてやってきた。
「あ、お久しぶりです!この節は大変お世話になります!」
「はは、そんなにかしこまらなくていいよ。入学手続きが遅れて申し訳ない。他の生徒たちよりも一ヶ月遅れての入学だけど、これからよろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
私の家庭はちょっと複雑で、幼い頃に父が亡くなり、母は出ていった。
それから叔母の家でお世話になっていて、決して裕福ではないけれど平和な日々を過ごしていたのだ。
高校はお金もないし進学は諦めていたのだけれど、及川先生が現れ、私を無償でこの高校に入れてくれると言ってきた。
及川先生は生前の父と同じ会社で働いていたそうで、何度も救われたことから恩返しをしたいと思っていたらしい。