『胡蝶の夢』に囚われて ― 夢か現か幻か ―
遅延してしまいました。すみません。😱9.23 ──3:09


41 ◇オフ会へ行こう


 当初は6人で集まることになっていたが、病欠が1人と諸事情で行けなくなった1人とが
参加できなくなり、結局女性2人と男性2人の4人でのオフ会旅行となる。

 4人と言っても、男女1組はカップルでの参加だった。

 男2人のうち、1人が女性とカップルだったことから、同じ部屋に4人で泊まることに
なった時、里穂に焦りはなかった。

 部屋は、元々男女別々1部屋ずつとっていたのだが、不参加が2名出たことと当日宿泊客が
増えたことで、男女4人で1部屋ということになってしまった。

 里穂以外の3人は、夜職でいうところの太客だった。
 このところ頻繁に投げ銭をしてくれている人たちである。

 この先のこともあり、彼らを盛り上げて気持ちよく帰ってもらわなければと、
里穂は目一杯サービスに励んだ。

 夕食の後の飲み会ではTikTokの時のようにセクシーな服に着替え、飲んではお酌し、
そしてリクエストに応じて歌いまくった。


 サービスに走り過ぎたせいか酔っぱらってしまい、いつの間にか里穂は寝てしまった。


          ◇ ◇ ◇ ◇


 誰かに身体を触られているのに途中で気がついたけれど、酔いのまわった身体は動いてくれず
じれったく思いながらも横たわったままだった。

 すぐに頭に浮かんだのは、他のメンバーのことだった。

『誰か──あのカップルたちはどこへ行ったの?  いない? どうして?

 あぁいや、やめてほしい。私の躰から手をどけてよ』

 だが私の意志に反して男は手を止めるどころか下着に手をかけはじめた。

 男の手が下半身をまさぐり始めてようやく、私は危機感を覚えた。

 拒絶するために男の頭を手で払おうとしたが、逆に強く手を叩(はた)かれてしまい――――

男はドンドン行為を進めた。

『ヤダ、私レイプされてるの? 怖い』
 この時、初めて私は恐怖に襲われた。

「やめて、やめてよ」

「今更、何言ってんだよ。誘ったのはあんただろ」

「何言ってるの」  
『私は誘ってなんかない……』あとに続く言葉は力が出なくて上手く言葉にできなかった。

 悲しいかな、酔っているせいで、ちっとも動かせない身体をその男に好き勝手にされてしまう。

 コトが終わったあとで、男は私にこう言い放った。

「あんたが今夜のことをどう考えてるか知らないけど、これって合意だからね。
いつでもOKよっていうそんな服を着てさ、お尻フリフリ踊って歌ってグデングデンに
なるまで酒飲んで潰れるなんて──

 welcomeって言ってるようなものだろ? お金が欲しくなったらいつでも呼べば
また相手してやるよ」


 そう言うや否や──
男はシャワールームへ向かい、しばらくすると部屋に戻ってきた。
 そして、ベッドに潜りこんだ。

 そんな風に男は堂々としていて、逃げも隠れもしなかった。

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