離婚届を渡された契約妻ですが、罪を抱えたエリート外科医の愛が重すぎます
「なら……遥。俺と契約結婚をしよう」
「……はい」

 こちらからも手を伸ばし、二人は固く手を握り合う。

 そうしながらも、もし叶うのならば、と遥はひそかに夢想した。

 もし、三年の結婚期間中に真裕と距離を縮め、思いを通わせることができたなら。

 そのときは、離婚の条件を撤回してもらえるように彼に願い出よう。

 ――だって私は、政略結婚でも嬉しいと思ってしまうほど、真裕さんのことが好きなんだから。
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