恋するなら、君とだけ。
「ふっ…はあっ…。はぁっ…。」

息を整えている深雪ちゃん。

ふっー。久しぶりにこんなに走ったな。

「あ、深雪!」

「ふぅ…綾人っ…!どーしてここにいるの!」

ふふふ。相変わらず、ふたりはラブラブだなぁ。

微笑ましいな〜と思いながら、視線を移す。

わっ…先輩っ…いたのっ…!

綾人くんのとなりに一宮くんがいた。

びくっとしてしまう。

「桃香ちゃん!蓮なにも言ってくれないんだけど、昨日なにあったのー?!」

ひえっ。

またそれかーっと息をつく。

「やっ…なにもなかったですよ。」

そう言ったのに、綾人くんと深雪ちゃんは疑いの目。

何故だか、先輩はめちゃくちゃ不機嫌になっている。

なんで…?

「ふーん?」

相変わらず、大地さんは静かなままだ。

恥ずかしがり屋なの、かな…?

それとも、女が苦手、とか…。

だ、だったら申し訳ない…っ!

「じゃあね、深雪。桃香ちゃん」

「うん!綾人バイバーイ!」

ひらひらと手を振っている綾人くんたちをあとにした。

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