左は陽くん、右は蓮くん。
4.少しだけ、違う
「……どうしたの?」
どうしよう。
蓮のことを見る事が出来なくて、お弁当箱を見つめた。
「……さっきから、俺のこと見ないよな」
心臓が跳ねる。
「……そんな事ないよ?」
「……やっぱ変」
それだけ言うと、蓮は黙ってしまった。
蓮に申し訳ないことをした気がして、そっと顔を上げた。
その瞬間、蓮と目が合う。
心臓が、また小さく跳ねる。
どうしてこんなに、落ち着かないんだろう。
「……本当、変」
蓮は視線を逸らすと、パンにかじりついた。
時間だけが過ぎていく。
蓮と居るはずなのに、知らない人と居るみたいだ。
もうやだ。
そう思った瞬間、陽が歩いて来るのが見えた。
「ただいまーっ!」
その声が聞こえた瞬間、張り詰めていた空気が一気に変わる。
陽はパンを二つも手に持って、満足そうにしている。
その姿を見て、私はつい笑ってしまう。
「……おかえり。陽、パンそんなに食べるの?」
「胃袋次第ってやつー?」
陽は蓮の背中に自分の背中を預けると、だらりと力を抜いて空を見上げている。
蓮は横目で陽を見ていた。
「……陽。重い」
「駄目なのー?」
「……別にいい」
「サンキュー」
陽はパンの袋を開けると、蓮にもたれ掛かったまま頬張った。
「莉央ー。そういやー、友達出来て良かったねー?」
私は食べた弁当を片付けながら、口を開く。
「うん。凄い良い子だよ」
「それは、さいこーっ!」
「……うん。最高」
陽がこちらを見ながら、ゆっくりと立ち上がる。そのまま、私の方に歩いて来た。
「莉央ーっ!」
「……ん?」
陽は私の頭に手を伸ばし、優しく撫でる。
自分の中の何かが、弾けそうになってしまうのは何故だろう。
「莉央ー。元気ないー?」
「……そんな事ないよ」
「俺達いるしー、大丈夫だからー」
次の瞬間、陽に身体を抱き締められた。
陽は励ましたいだけなのに、どうしてこんなに心臓が騒ぐんだろう。
「……ありがとう」
チャイムが鳴り響き、教室に向かい歩く。
どうしよう。
蓮のことを見る事が出来なくて、お弁当箱を見つめた。
「……さっきから、俺のこと見ないよな」
心臓が跳ねる。
「……そんな事ないよ?」
「……やっぱ変」
それだけ言うと、蓮は黙ってしまった。
蓮に申し訳ないことをした気がして、そっと顔を上げた。
その瞬間、蓮と目が合う。
心臓が、また小さく跳ねる。
どうしてこんなに、落ち着かないんだろう。
「……本当、変」
蓮は視線を逸らすと、パンにかじりついた。
時間だけが過ぎていく。
蓮と居るはずなのに、知らない人と居るみたいだ。
もうやだ。
そう思った瞬間、陽が歩いて来るのが見えた。
「ただいまーっ!」
その声が聞こえた瞬間、張り詰めていた空気が一気に変わる。
陽はパンを二つも手に持って、満足そうにしている。
その姿を見て、私はつい笑ってしまう。
「……おかえり。陽、パンそんなに食べるの?」
「胃袋次第ってやつー?」
陽は蓮の背中に自分の背中を預けると、だらりと力を抜いて空を見上げている。
蓮は横目で陽を見ていた。
「……陽。重い」
「駄目なのー?」
「……別にいい」
「サンキュー」
陽はパンの袋を開けると、蓮にもたれ掛かったまま頬張った。
「莉央ー。そういやー、友達出来て良かったねー?」
私は食べた弁当を片付けながら、口を開く。
「うん。凄い良い子だよ」
「それは、さいこーっ!」
「……うん。最高」
陽がこちらを見ながら、ゆっくりと立ち上がる。そのまま、私の方に歩いて来た。
「莉央ーっ!」
「……ん?」
陽は私の頭に手を伸ばし、優しく撫でる。
自分の中の何かが、弾けそうになってしまうのは何故だろう。
「莉央ー。元気ないー?」
「……そんな事ないよ」
「俺達いるしー、大丈夫だからー」
次の瞬間、陽に身体を抱き締められた。
陽は励ましたいだけなのに、どうしてこんなに心臓が騒ぐんだろう。
「……ありがとう」
チャイムが鳴り響き、教室に向かい歩く。