左は陽くん、右は蓮くん。
「……陽」
にこにこしている陽に、縋るような視線を送る。陽の足が一瞬止まった。
「莉央ー。その表情狡い……」
それだけ言うと、手を伸ばす。
両手でその手を握り締めた。震える唇をどうにか動かす。
「……立てなくて」
陽の手が優しく頭を撫でる。
「大丈夫ー。無理しなくていいからー、落ち着こ?」
そう言った瞬間、物音が聞こえた。
反射的に、陽の胸に身体を埋める。
陽はぴくりと反応を見せた。
陽は私を支えながら、口を開いた。
「あのさー」
「……早く出たい」
「俺はー、出たくないんだけど?」
「なんで、いじめるの?」
陽は頭を掻いて、私の身体を支えながら歩き始めた。
私の腰は抜けていて、上手く歩けない。
「あー……」
陽が変な声を出す。
「……本当、ごめん」
「いやー……。そうじゃなくてー」
そんな会話をしていると、前方に光が見えてきた。
「……あ、出れる」
にこにこしている陽に、縋るような視線を送る。陽の足が一瞬止まった。
「莉央ー。その表情狡い……」
それだけ言うと、手を伸ばす。
両手でその手を握り締めた。震える唇をどうにか動かす。
「……立てなくて」
陽の手が優しく頭を撫でる。
「大丈夫ー。無理しなくていいからー、落ち着こ?」
そう言った瞬間、物音が聞こえた。
反射的に、陽の胸に身体を埋める。
陽はぴくりと反応を見せた。
陽は私を支えながら、口を開いた。
「あのさー」
「……早く出たい」
「俺はー、出たくないんだけど?」
「なんで、いじめるの?」
陽は頭を掻いて、私の身体を支えながら歩き始めた。
私の腰は抜けていて、上手く歩けない。
「あー……」
陽が変な声を出す。
「……本当、ごめん」
「いやー……。そうじゃなくてー」
そんな会話をしていると、前方に光が見えてきた。
「……あ、出れる」