左は陽くん、右は蓮くん。
「莉央ちゃん。さっき一緒にいたイケメン二人とはどういう関係?」
「幼馴染だよ」
あきは驚いた表情を浮かべ、両手で口を押さえた。
「えー!羨まし過ぎる!」
「そうかな?」
「で、莉央の彼氏はどっち?」
彼氏——
「どっちも、彼氏じゃない!!」
「えー!じゃあ、彼氏にするならどっち!?」
想像したら顔が熱くなる。
「どっちも友達!!」
「前世でどんな徳を積んだら、イケメン二人が幼馴染になるのかね〜?」
あきちゃんは面白い。
「後で一緒に喋る?」
「私イケメン前にしたら、挙動不審になっちゃうから無理!」
「ちょっ、あきちゃんどういう事」
「まぁまぁ。私の事は置いといて、ライン交換しない?」
そう言って、あきはスマホを取り出し、にかっと笑う。私もスマホを取り出し、友達追加をした。
「これで友達!」
中学校では女の子には距離を置かれていたから、嬉しい。
「あーれー!」
そう声が聞こえたと同時に、陽が隣に立っている。
あきちゃんは目を丸くして、顔を赤らめた。
「莉央友達出来たのー?」
そう言いながら、私の顔を覗き込んだ陽。
「あ、うん!」
嬉しくてそう答えたら、陽の右手が伸びてきて私の頭を撫でた。
「良かったねえー」
陽は蓮に手招きした。
蓮は窓から景色を見ている為、陽に気付かない。
「れーん!!こっちー、来てー!」
陽が呼んで、初めてこちらに気付いた蓮。
不思議そうな表情を浮かべながら、立ち上がると歩き始める。
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