グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
リーフェスト公のプレゼント
<次の日の朝>
次の朝、クレルが食堂でお茶を飲んでいると、リーフェスト公があくびをしながら部屋に入ってきた。
「おはようございます」
クレルは、何食わぬ顔で挨拶をしたが、その唇には薄く紅がひかれている。
「ああ」
リーフェスト公は不愛想な返事をしたが、髪はボサボサ、シャツもしわだらけでよれよれだ。
トーマスがお盆を手に、食堂に入って来た。
「旦那様、お食事のご用意をしますが。よろしいでしょうか」
「いや、お茶だけでいい」
リーフェスト公は、クレルの斜め前に体を投げ出すように、ドスンと座った。
「昨夜は、だいぶお酒をお飲みのようでしたね」
クレルは昨夜のモヤモヤもあり、少し意地悪く言った。
「ああ、多方面から情報を取るには、酒も必要なのだ」