グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
グリフォンもいつでも遊べるように、小枝をくわえたままついてくる。

バタン!!

玄関の扉が、乱暴に開けられる音が廊下に響いた。

「リーフェスト公様!!誰か!!いないのか!!!」

男の声だ。

クレルが急いで行くと、あのマリウスが玄関ホールに立っていた。

右手がすでに、剣の柄にかかっている。

「お前が・・そうか!!サンエクレール神官だな!!」

マリウスは怒気をはらんだ声で、クレルを睨み付けると、剣を抜いた。

「お前はリーフェスト公様をだまして、館にメイドとして入り込んだのだな。
その目的は、神殿の力を取り戻すべく、利用するつもりなのだろうがっ!!」

どこで、そんな話になっているのか・・・・

クレルは真っ青になり、動くことができなかった。

マリウスの視線が、クレルの胸元に釘付けになった。

「そのネックレスは、王家の姫君に代々伝わるものだぞ!!
お前・・・!盗みも働いたな。ここで成敗するぞ!!」

「でも・・・これは、リーフェスト公様からいただいたもので・・・」

怒りで赤くなったマリウスは、容赦なく剣の切っ先をクレルに向けた。

「この期に及んで、まだ嘘をつくつもりか!!」

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