グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
「え・・何と言えば・・」

クレルが困って、聞き返すと

「許します・・と、言えばいい。そして剣先を私の肩に当てるのだ」

クレルは考える暇もなく、剣先をリーフェスト公の右肩に軽く触れるようにした。

「許します・・」

「あああ・・リーフェスト公様、なんてことを!」

マリウスが赤くなって、叫んだ。

「国王陛下に報告しろ。私が最高神官に忠誠を誓ったと」

マリウスは納得がいかないと言うように、叫んだ。

「なぜですか?なぜ、あなたが神殿の味方になるのです?
国王陛下は、リーフェスト公様を頼りにしているのですよっ!!」

リーフェスト公はニヤリを笑って、クレルから長剣を受け取った。

「サンエクレール最高神官と、王族の私が手を結べば、うかつに神殿も領主の連中も手を出せまい。
マリウス、国王陛下にそう伝えよ」

「しかし、リーフェスト公様・・!!」

ダンッ!!

リーフェスト公は、素早くマリウスの手首をひねると、床に押さえつけ、叫ばないように布で猿ぐつわをした。

「クレル、何かひもを持ってこい!」

とっさに、そばにあったカーテンのタッセルを渡すと、リーフェスト公はマリウスの手と足を縛った。

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