グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
「それに最高神官であるお前が、私の妻になれば、事実上、神殿の土地は支配できる。

領主たちも、私が後ろにいると知れば、うかつに手出しはできん。
私は腹黒い役回りが、生(しょう)に会っているのだ」

リーフェスト公は皮肉っぽく笑うと、グリフォンが二人の間に割り込むように座った。

「もちろん、お前の気持ちを尊重したいが、今は形だけでも、政略結婚として割り切ることも必要だ。
私の後ろ盾があれば、神殿の混乱もおさまるだろうし、神官の本来の仕事に復活できる」

神殿の未来、希望をつなぐこと。

サンサザール神官の御意思・・・副校長の声が思い出される。

「あの、これからも、グリフォンと一緒にいていいですか?」

何があってもグリフォンは、私を守ってくれる存在だ。

リーフェスト公は山並みを眺めて、クレルと視線を合わせることはなかった。

「グリフォンがそばにいなかったら・・私は寂しさを感じるだろう。」

グリフォンは、リーフェスト公の手をペロリとなめた。

「それにお前がいないと、グリフォンも寂しい想いをすると思う。
結論から言えば、私と一緒に暮らすのが一番いい判断ではないか?」

リーフェスト公は、肝心な所を言っていない。
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