グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
「何を言っているのですか。
村にはグリフォンの奥さん?愛人?も何匹かいるんですよ」

クレルは、意味深にリーフェスト公を見た。

「やはり裏でいろいろ動くのは、主人に似てくるのでしょうか?」

リーフェスト公はいささかバツが悪そうに、額にかかった髪をかき上げた。

グリフォンは二人の間にはさまって、気持ちよさげに目を閉じている。

「もう少ししたら山里に入る。小さな村があるから、飯を食おう。
先のことは、おいおい相談していけばいい」

その提案に、クレルはうなずいた。

「そうですね。まず子犬ちゃんたちを、もらいに行きたいです」

リーフェスト公が立ち上がると、表情を緩めてクレルに手を差し伸べた。

その手は大きくて、温かい。

愛情も、信頼も、家族の形も様々なのだ。

父と母は一瞬で、燃えるような恋に落ちたと聞く。

私とリーフェスト公様は、それとは異なる愛の形なのだろう。

クレルはその手を握り立ち上がると、リーフェスト公に笑顔を見せた。

「子犬ちゃんたち、すごくかわいいんですよ」

「それは楽しみだな」

リーフェスト公は、そのままクレルの手を握っている。

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