グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
「一応、キスぐらいしておくか・・・お前はどうか?嫌ならやめておくが」

一応・・って?

確認されて、クレルは複雑な顔をしたが、やや投げやりな感じで

「一応、私は奥方だから、いいんじゃないですか?」

疑問には、疑問で返した。

その答えに、リーフェスト公も、ムードもへったくれもないという表情をした。

「挨拶のキスじゃないぞ。ちゃんとしたやつだから、歯をくいしばるなよ」

と、ご丁寧にも念をおした。

「浮気したら、グリフォンをおそわせますからね」

クレルも、口をとがらせて応酬した。

「くっ、私を殺す気か・・」

リーフェスト公が吹き出し、笑いがツボにはまったようで、笑いころげている。

「どうせ、私は面倒くさいですよ」

クレルは、恥ずかしさをごまかすため、つま先で土をけった。

「いや、面倒くさいのも、ある意味、面白いし、新鮮だ」

リーフェスト公は、笑いを押さえるのも苦痛なのか、涙目になっている。

「政略結婚で、表面上の仮面夫婦でも、私はかまわないですし」

クレルは、もっといじけて言った。

リーフェスト公は黙り込んだが、少しおいて
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