グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
クレルは闇の中で立ちすくんだが、選択肢は一つしかない。
前に進むだけだ・・・・・手を壁にはわせて、暗闇の中を少しずつ歩いて行った。
地下通路は、どんどん狭くなり、四つん這いにならないと進めないほどになった。
それに息が苦しい・・もうだめかと思った時、穴の先に小さく光が漏れているのが見えた。
草が光を揺らして、外の空気が流れ込むと、大きく深呼吸をした。
クレルは、聖典を胸に抱いたまま、片手でいざるように、穴から這い出そうとした時、その先に見えたものがあった。
「あ・・・」
すぐそばの大木の根元に、一人の男がうなだれるように座り込んでいる。
クレルはとっさに後退して、男を様子見るため、草の隙間から様子を伺った。
男のまとう深紅のマントの肩の部分、黄金色の止め金具が、西日を反射して煌めく。
そばには、灰色と茶色の混じった毛並みの大型犬が伏せの態勢で控えていたが、犬はオオカミのように見えた。
クレルは、穴の出口手前でしゃがみ込み、垂れ下がる葉の隙間から男を観察し続けた。
早くどこかに行ってくれないかな・・・・このままだと陽が暮れてしまう。
クレルは焦っていた。
前に進むだけだ・・・・・手を壁にはわせて、暗闇の中を少しずつ歩いて行った。
地下通路は、どんどん狭くなり、四つん這いにならないと進めないほどになった。
それに息が苦しい・・もうだめかと思った時、穴の先に小さく光が漏れているのが見えた。
草が光を揺らして、外の空気が流れ込むと、大きく深呼吸をした。
クレルは、聖典を胸に抱いたまま、片手でいざるように、穴から這い出そうとした時、その先に見えたものがあった。
「あ・・・」
すぐそばの大木の根元に、一人の男がうなだれるように座り込んでいる。
クレルはとっさに後退して、男を様子見るため、草の隙間から様子を伺った。
男のまとう深紅のマントの肩の部分、黄金色の止め金具が、西日を反射して煌めく。
そばには、灰色と茶色の混じった毛並みの大型犬が伏せの態勢で控えていたが、犬はオオカミのように見えた。
クレルは、穴の出口手前でしゃがみ込み、垂れ下がる葉の隙間から男を観察し続けた。
早くどこかに行ってくれないかな・・・・このままだと陽が暮れてしまう。
クレルは焦っていた。