グリフォンの恋人・神官と王族とワンコの三角関係?・クレルとリーフェスト公
ダリアという娘
「こちらに来なさい」
修道女は、クレルを小部屋に連れて来て、
「これらは寄付されたものです。あなたに合うものを選びなさい」
何箱かの大きな衣装箱から、黒、紺、灰、茶色など、くすんだ色合いのスカートやブラウスが乱雑にたたまれ入っていた。
すべての衣服はつぎはぎがあり、洗濯はされていたが、質素なものだ。
「下着も必要ですね」
修道女は、別の箱を出してきた。
ごわごわの生成りの木綿の布でできている下着が、たくさん入っていた。
修道女たちが、縫ったものなのだろう。
「着替えたら、院長先生の面接を受けなさい。
雑用仕事をする人が辞めて、代わりをする人を探していたのです。」
クレルは、与えられた衣服を胸に抱いてうなずいた。